2018年12月、BS・110度CS衛星放送を用いた4K・8K放送「新4K8K衛星放送」が始まりました。4K・8K放送は、地上デジタル放送や従来のBSデジタル放送に比べ、より高画質な放送が行われ、解像度のみならず、フレームレート数の増加、色域の拡大などにより、高精細な画像を楽しむことが出来ます。また新たな音声方式を採用することで、より高音質で、臨場感のある放送が行われます。 ※新4K8K衛星放送開始後も、現在のBS・110度CS衛星放送及び、地上放送は従来の方法で引き続き提供されます。
現在放送されている、地上デジタル放送の解像度(フルハイビジョン:約200万画素)と比較し、4倍及び16倍の解像度を実現。滑らかで くっきりとした表現が可能となり、画角が広がることで、スポーツ番組などでは臨場感のある放送が行えます。
色や明るさの変化が滑らかになりより自然な表現が可能になります。
動きの速い映像も「ぼやけず」「なめらかな」表現が可能になります。
映像で表現できる明るさの範囲が大幅に拡大。肉眼で見た印象に近い映像を楽しむことが出来ます。
表現可能な色の範囲が大幅に拡大します。(従来の色域より約170%拡大)
新たな音声方式を採用することで、最大22.2chマルチチャンネルでの高音質化を実現、圧倒的な臨場感を表現することができます。
衛星放送では、BSでの試験放送が2016年開始され、110度CSでの試験放送は2017年4月に、そして2018年12月に、 BS・110度CS放送で本放送がスタートしました。
宅内の受信システムにおける伝送周波数は、現在放送中のBS(右旋円偏波)で1032~1489MHz、110度CS(右旋円偏波)は1595~ 2071MHzを各々利用していますが、更に高い周波数として、BS(左旋円偏波)の2224~2681MHz、110度CS(左旋円偏波)の 2748~3224MHzが新4K8K衛星放送の伝送に利用されます。
右旋や左旋とは、円偏波と呼ばれる電波の種類(偏波)を表し、偏波を右旋・左旋と分けることで、同じ周波数でも利用することができます。従来のBS、110度CS放送(スカパー!)では右旋が利用されていますが、新4K8K衛星放送では、新たに左旋も利用されます。